悪玉コレステロールを低下

肝臓や脳にも作用
レシチンはあらゆる動植物の体内に含まれるリン脂質の一種で、特に細胞膜や脳の重要な成分になっています。水とも油とも馴染みやすいのが特徴で、ひとつひとつの細胞に栄養分を供給し、老廃物を排出させる働きにはレシチンが大きく関与しています。ですからレシチンが不足すると活力が失われ、疲れやすくなったり生活習慣病にかかりやすくなったりすると言われています。余分な体脂肪を溶かして燃焼させるにもレシチンの働きが欠かせません。レシチンは善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすという研究データがあり、ダイエットのためにも効果的な栄養素と言えます。また肝臓の機能を強化する作用があり、肝炎や肝硬変を予防するとされています。お酒を大量に飲む方は、レシチンを意識的に補給すると良いでしょう。そのほか脳内細胞の情報伝達にも関わっており、記憶力アップや認知症の予防に効果的という研究結果があります。体も心も若く保つために、できるだけ摂取したい栄養素です。レシチンを多く含む食品には、鶏卵・大豆・ウナギなどがあります。サプリメントとしては、大豆レシチンや卵黄レシチンがよく知られています。どちらも性質に違いはありませんが、前者は肝臓を守る効果が高く、後者は認知症予防に効果が高いと言われています。サプリメントは毎日続けることが大切ですが、レシチンのサプリは価格も比較的安価で、利用しやすいことがメリットのひとつです。